お悩み:階段の昇り降りでの膝の引っかかり・痛み 70代 女性 主婦
・初回
1年前に変形性膝関節症のため人工膝関節置換術(TKA)を施行。病院でのリハビリを終え、日常生活に支障はないものの、階段の昇り降りで膝前面に「突っ張るような痛み」が残り、当院を受診されました。 初回の問診・評価にて、手術の傷口周辺だけでなく、長年の変形をかばうために生じた「股関節周りの硬さ」と「術部の組織の癒着」を確認しました。時系列を整理すると、術前の痛みを数十年かばい続けた結果、お尻や股関節の筋膜がガチガチに固まっており、それが術後の膝の動きを制限していると推測。 初回は股関節から体幹にかけての筋膜をターゲットに施術しましたが、目に見える大きな効果は出ませんでした。しかし、長年の蓄積がある場合は2〜3回と同じ箇所を解すことで組織が緩み始めると確信していたため、戦略を変えず継続することを伝え、初回を終了しました。
・2・3回目(1週間後ごと)
2・3回目の来院時も「まだあまり変化は感じない」とのことでしたが、触診では筋膜の滑走性がわずかに出てきていました。焦ってアプローチ箇所を増やすのではなく、まずは基盤となる股関節・体幹の筋膜を徹底的に緩めることに注力しました。 「変化がないと不安になりますが、組織が動く準備をしていますよ」とお伝えし、自宅でできる股関節のストレッチ(セルフケア)を2回目の後にお伝えしました。
・4回目(3回目の1週間後)
4回目の来院時、お客様から「今朝、階段を降りる時にスッと足が出た」と嬉しい報告がありました。土台となる股関節周りの筋膜が緩んだことで、ようやく膝関節にかかっていた余計なテンションが抜けたようです。 この段階で、仕上げとして膝周囲の細かい癒着や足首のアライメント調整を行ったところ、階段昇降時の疼痛がほぼ消失しました。スムーズな足運びが可能になったため、治療を終了としました。
・スタッフからメッセージ
手術をして関節が新しくなっても、それを取り巻く筋膜には「手術前の数十年分の癖」が残っています。これを解きほぐすには、少し時間がかかることもあります。 1回で劇的な変化が出ないと不安になるかもしれませんが、私たちは体全体の繋がりを見て「根拠のある治療」を続けていきます。焦らず、一歩ずつ一緒に改善を目指していきましょう!
膝関節の痛みでお困りの方はぜひ一度当院へお越しください!



























































